2019年5月14日
初心者必見!ASMRマイクの選び方とおすすめマイクを厳選!
ASMR動画をつくりたいけど、どのマイク(マイクロフォン)を買ったらいいのかわからない。そんな悩みを抱える方へ向け初心者でも安心して買える 録音マイクをご紹介します。
ご紹介するマイクはよくyoutubeに登場するものを厳選しています。
☆の評価は価格・性能・使いやすさでレーティングしています。
おすすめASMR録音マイク10選
国内メーカーTASCAM(タスカム)が販売する録音マイクDR-05X。お手頃な値段。非常にコンパクトで録音操作も簡単。タッピングや耳かきなど至近距離の音をよく拾う。外付けマイクを接続することでバイノーラル録音も可能。
国内メーカーTASCAM(タスカム)が販売する録音マイクDR-05X。お手頃な値段。非常にコンパクトで録音操作も簡単。タッピングや耳かきなど至近距離の音をよく拾う。外付けマイクを接続することでバイノーラル録音も可能。
2019年注目したいイヤホン型バイノーラル録音マイク。2019年5月7日までクラウドファンディングで資金調達をしていたHooke社はお手頃な価格でBluetooth対応のイヤホンを発売する予定だ。Hookeの最大の特徴はスマートフォン・GoPro・録音マイク等々いろんなデバイスに接続してバイノーラル録音ができる点だ。どこでも立体音響が手軽に録音出来る画期的な商品であることは間違いない。
価格
¥20,000~¥25,000
特徴
無指向性、バイノーラル、20kHz
ASMRを録音するのに必要なマイクの条件とは?
ASMR自体は、耳に触れられたときのゾワゾワ感やくすぐったさを感じる反応を示します。
そのASMRを引き起こす因子となるものを「トリガー(trigger)」と呼びます。
youtubeで体験できるトリガーは「音」によるもの。
ASMR動画は、咀嚼音や耳かきなどが人気ですよね。
さて、ASMRトリガーとなる「音」を録音するには、どういうマイクを選ぶ必要あるのでしょうか?
まずは、マイクの条件についてご紹介します。
条件1:微かな音をはっきりと高音質で録音できるか?
ASMRトリガーは「囁き声」「寝息」「コツコツとした爪音」など、
日常生活では耳を澄まさないと聞こえない「音」を表現する必要があります。
ASMR動画をつくるときのひとつの条件は、
この「小さな音」を「はっきり」と高音質で録音することです。
そして、高音質で録音するためにはハイレゾ音源に対応しているマイクが必要になります。
ハイレゾ音源とは?
もともとはパソコン画像の高解像度を表現する言葉で、標準のドット数よりもそれを上回る高密度な画像がハイレゾと呼ばれ、これがオーディオの世界でも通用するようになったのです。参照元:日本オーディオ協会
日本オーディオ協会によるとハイレゾ音源である基準の一つとして、
「録音マイクの高域周波数性能: 40kHz以上が可能であること」と定義されています。
マイクを選ぶ際は、商品概要の「周波数性能」という項目をみて、
40kHz以上の周波数に対応しているかどうかチェックしてみてください。
ASMRを録音するときは「ハイレゾ音源」を意識してみてくださいね。
こんなロゴをみたことありますか?
ロゴは日本オーディオ協会が定めている条件を満たしたハイレゾ機器にのみ使用が許諾されています。
その基準を96kHz /24bit : ハイレゾ(CDスペックより両方高い)と定義しています。
ハイレゾといってもkHz /bitに基準がいくつかあるのですが、
超高品質な音声は96kHz /24bitです。
家電量販店でもこのマークがあれば高音質なんだなと記憶すると便利かもしれません。
条件2:マイクの録音がステレオ方式orバイノーラル方式どちらか?
日常生活の音は耳を中心として360°の方向から聞こえてきます。
- 救急車が右から左へと通り過ぎる音
- 人が自分から遠ざかる足音
- 雷が落ちた距離の近さ遠さ
人間は自然と自分と音の距離や位置関係を認識することが出来るのです。
より日常生活の音をリアルに表現したいと思うと、立体音響をつくる必要があります。
立体音響とは3次元に音を感じることが出来る3D音のことです。
立体音響(3D)には、ステレオ方式とバイノーラル方式の2つがあります。
結論からいうとASMR動画でリアルな立体音響を作りたいときは、
バイノーラルという方式がおすすめです。
バイノーラルとは?
人間の頭部の音響効果を再現するダミー・ヘッドやシミュレータなどを利用して、鼓膜に届く状態で音を記録することで、ステレオ・ヘッドフォンやステレオ・イヤフォン等で聴取すると、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現できる、という方式である。(参照元:wikipedia)
ステレオはスピーカーを通じて聞くことを想定している立体音響です。
耳の周りにぐるっとスピーカーを設置することでリアルな音を聞くことができます。
映画館の音響はこのステレオを使った3Dオーディオですよね。
バイノーラルはヘッドホンやイヤホンを通じて聞くことを想定している立体音響です。
視聴者がヘッドホンやイヤホンを付けさえすれば臨場感溢れる立体音を楽しむことができます。
ステレオ方式の録音でも高音質であれば問題なくユーザーはASMRを体験することができます。
目的に合わせてマイクを選ぶ際にステレオ方式とバイノーラル方式なのかチェックしましょう!
条件3:マイクがどの方向から音を集めるか「指向性」?
マイクにはどの方向から音を集めることが出来るか「指向性」が決まっています。
マイクの指向性は主に3つ無指向性 (Omunidirectional)・単一指向性 (Unidirectional)・双指向性(Bidirectional)に分類されます。
ASMRでよく登場するのは、無指向性(オムニ)、カーディオと呼ばれる単一指向性です。
無指向性は、全方向からの音を集めるのに適しています。
カーディオは、一方向から音を集めるのに適しています。
雨の音など360度の音を集めたい場合は無指向性の録音マイク、
囁き声など自分の声にフォーカス当てたい場合はカーディオなど目的に合わせてマイクの指向性をどれにするか選んでみてください。
条件4:雑音を拾うレベルはどれくらいか「S/N比」?
マイクの概要をみるとS/N比というものが記載されています。
SはSignalのS・シグナル(信号)、NはNoiseのN・ノイズ(雑音)という意味です。
S/N比を見ることで、録音した音にどれくらい雑音が含まれるのかわかります。
S/N比の数値が大きいほど性能がいいマイクです。
コトバンクによると、60dB以上が好ましいと記載されていますが、
だいたい50dB~60dBのレンジであれば問題ないと思います。