【Googleの頭の中】E-A-T&YMYLこれからウェブはどうなっていくのか?SEO対策をする余地はある?

2019年3月に発表された「2019年3月コアアップデート“March 2019 Core Update”」は、
アフィリエイターにとって非常に厳しい見通しとなったことは間違いない。
This week, we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see these tweets for more about that:https://t.co/uPlEdSLHoXhttps://t.co/tmfQkhdjPL
— Google SearchLiaison (@searchliaison) March 13, 2019
今まで検索キーワードがヒットするような記事を書いて、アップすればいつか実る。
そんな誰でも気楽にアフィリエイトで儲けれる時代が終焉を迎えたからだ。
毎回、Googleがアップデートをするたびに海外のSEOメディアは対策内容や変動分析をする。
しかし、2019年3月コアアップデートに関して言うとブランド力や信頼性を高める他以外対策があまりない。
筆者はSEOコンサルタントとしてしばらく活動していたためGoogleの動向が痛いほどよく分かる。
海外版GoogleのサイトトップのABOUTにこう書かれている。
「mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful.」
「私達のミッションは世界の情報を整理し、どこからでもアクセル出来る価値のある情報を提供することだ」
今回のアップデートでは特に価値のある情報であるか否かが勝敗をきめている。
有名どころのアフィリエイターの流入を簡易的なツールを使って調べてみると、
従来アフィリエイトで儲けていたと考えられるサイトは半分以下流入が減っているところもある。
検索からの流入は収益に直結するのでアフィリエイターにとっては悲劇に近い。
逆に、あまり見栄えはきれいなサイトでなくても運営者が大手企業・医療機関・非営利団体などしっかりとした団体が裏で関わっているサイトに関しては一気にSEOの順位をあげてきている。
特にヘルスケア分野については、2018年から運営者情報が医療機関だと優遇されるような措置がとられてきたが、今回は去年一気に下がってしまった信頼性の高い企業が順位を回復し、再びアフィリエイターなどが運営しているヘルスケア分野は一気に順位を落としている。
EATやYMYLという単語を聞いたことがあるだろうか?
Googleは命やお金に関わる情報については特にシビアに取り扱うガイドラインがある。
適当な情報を流してひとの命を奪うことがないように特別なルールがあるのだ。
アフィリエイターは専門性のない人がSEO対策として記事を書いているケースが多いので、特にヘルスケア分野でこれからアフィリエイトをするのは厳しいと予想する。
問題は、どうやって価値の高い情報だと判断しているのかという点だ。
そこで登場するのが「ブランド力」や「専門性」になる。
Googleアルゴリズムは人の考え方と全く一緒だ。
例えば、「ブランド力」クラスの人気者ってなんで人気者だと言えるのでしょうか?
あの人もこの人が好き、この人も好き、隣のクラスの人も好き、
その人のことを好きと言う人の数が多ければ多いほど、その人は人気者であるという称号を受けることができる。
例えば、「専門性」学歴や資格ってなんのためにあると思いますか?
全く知らない人が面接に来ても何をもってその人を判断すればいいのかわからないからです。
ロボットの会社に東大人文学の人が受けに来ても恐らくエンジニアとしてパスすることはないでしょう。
専門性がない人は信頼出来ないのです。
その点日本は大学で何をしてきたという背景があまり面接で反映されないので不思議だなと筆者は思っているのですが。笑
Googleのアルゴリズムも全く人と同じ考えで、例えばTwitterでその企業についていいことが書かれていたら、その企業のサイトは上がり、悪いことが書かれていたらその企業のサイトは一気に検索順位を落とすのだ。
ビットコインなどがいい例かもしれない。
ツイッターでネガティブな事が書かれ始めた瞬間上位に表示されていたサイトは順位を落とした。
だからこれからの時代はブランド力や専門性が非常に重要になってくる。
恐らくGoogleに対して怒っている人はたくさんいると思うのですが、
普通にあなたがGoogleだったらそうしますよね?
記事を見よう見まねでかいているサイトは落とし、もっと現実の世界で経験を積んだ人の記事を評価する。
その方がクリーンな情報があつまってよりニーズの高い検索エンジンになる。
アフィリエイターはとても悲しいと思うが、
この現状を受け入れ適応していくしかない。
筆者もアフィリエイターとしてこれから頑張ろうとしていた矢先だったので、
出鼻をくじいた感情があるのですが、アフィリエイターにこれから未来はあるのかについて考えたい。
正直筆者はまだまだアフィリエイトはいけると思っている。
ただ、恐らくアフィエイターになる人のタイプが変わってくる。
今までだと、簡単に言うと誰でもアフィエイターになっていたが、
これからはなれる人となれない人が出てくるに違いない。
もっと専門的な人、その人しか知らない情報を持っている人がフリーランスになりウェブに参戦する。
そんな時代が到来している。
Googleも結局広告費で稼いでいるので、アフィリエイターを消し去りたいとは思っていないはずだ。
現に、イ○ハヤさんなどは時代は動画!などと言っていますし、
今まで数億稼いでた人は一線を退こうとしている。
筆者がなぜアフィエイターになりたいのか、
簡単にいうとGoogleの動きは非常に面白い。
世界を牽引しているため常に新しいトレンドを見せてくれるし、
Googleで情報を探すのもとても楽しい。
今後アフィエイターになりたいという人、ひとつだけ注意しないといけないのは、
情報を探す人ではなく生み出す人にならないと行けない。
SEO対策は、他の記事に似たような構成をつくりアップすると上がるという手法だった。
そんな時代は徐々に終わっていく。
自分なりに自分の価値をだす。
アフィリエイターだけでなくても今の時代に必要なスキルだ。
by オカメインコ
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